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平均寿命と健康寿命

[2020.03.26]

長寿大国ニッポン。平均寿命は記録の更新を繰り返し、厚生労働省が昨年発表した最新の日本人の平均寿命は女性が87.32歳、男性が81.25歳で、ともに過去最高を更新しました。「平成30年簡易生命表」によれば、生まれた人が「90歳」まで生きる確率は、女性が50.5%、男性が26.5%、つまり女性なら半分、男性でも4人に1人は90歳まで生きる確率です。いよいよ「人生90年」に手が届こうとしているのです。

ところが平均寿命にはいわゆる「寝たきり」や「認知症」といった介護を要する期間を含むため、生涯の健康な時期と大きな開きがあることが指摘されており、国連の世界保健機関(WHO)は新しい寿命の指標を取り入れました。
これが「健康寿命」です。
「健康寿命」とは健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間と定義されています。

そこで私たちが注目すべきは平均寿命と健康寿命には差があることなのです。
厚生労働省発表の資料によれば平均寿命と健康寿命の差は、男性でおよそ9年、女性では実に12年以上の開きがあります。

私たちの平均寿命がいくら更新されても「二人は末永く健やかに暮らしました。」でハッピーエンドを迎えるお伽話とは違い、認知症や体の機能の低下で寝たきりになったり、介護を余儀なくされる生活を送っている高齢者は少なくありません。

できることなら、1日でも長く健康で自立した生活を送りたい!多くの方に共通する切実な願いだと思います。
でも具体的にどうすれば健康を維持することができるのでしょうか。

実は歯の喪失防止が健康寿命の延伸に大きく貢献できることが分かってきています。現在、日本人が歯を失う原因の約半数は歯周病だといわれていますが、歯周病の問題は歯を失うだけにとどまらず、体中の様々な疾患や認知症にも影響を及ぼすと言われているのです。

皆さんの10年、20年先の幸せのためにヒロ・デンタルクリニックでは定期的な歯科検診を強くお勧めしています。
そして、歯周病と全身疾患との深くて怖い関係については次回のブログでも取り上げてゆきたいと思います。

 

 

 

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